副業は認めているが業務に支障が出ている-外国人社員トラブル事例を解説
ケース②:外国人社員が平日の深夜、飲食店でアルバイトをしているという内部告発があった
外国人社員Cさんが平日の深夜、飲食店でアルバイトをしているという内部告発がありました。会社としては副業を認めています。
Cさんは深夜まで働いているようで、睡眠不足による影響なのか、仕事中に居眠りをしていることがあります。また、ケアレスミスが増えています。
会社としては、業務に支障が出るような副業は辞めてもらいたいが、どのように対応したら良いのか?
この問題を社会保険労務士の加藤千博先生が解説してくれました。
外国人社員の副業を認める場合に気を付けたいこととは?
外国人社員の定着率UP・早期戦力化には、CQ(異文化適応力)が重要です。
CQを身につけることで、採用時に期待する能力を発揮することができるようになります。
ーCQ4要素ー
意欲:異文化を受容しようとする意欲
知識:文化間の相違性や類似性への理解
戦略:文化の違いを調整するための戦略
行動:異なる文化に対して取る適切な行動
今回のケースにおいては、予め社内規定を細かく定めておくことが大切だということになります。副業や兼業を認める場合には、稼働時間やどこかに所属する場合は会社名(同業他社ではないか)などを聞いてから判断するべきでしょう。
外国人採用企業のOJT担当・現場責任者向け
外国(主にアジア圏)と日本の社会や文化の違いを理解することを通して、外国人と働く際に起こるさまざまなトラブルの対処法を身につけることができます。