【外国人労働者が増えると起こる影響事例】社員同士仲が悪い
ケース③:【外国人労働者増加の影響】国毎にグループが存在し、互いに仲が悪い

ある会社では3か国から外国人労働者を雇用していますが、宗教や文化などのバックグラウンドが異なります。
そのため、国毎にグループが存在し、互いに仲が悪いという問題に直面しています。

会社としては、外国人労働者間のコミュニケーション不足によるミスや事故を懸念しており、仲裁したいがどのようにすれば良いのか?
この外国人労働者問題事例を社会保険労務士が解説します。
外国人同士の職場内トラブルを仲裁するには?

外国人社員の定着率UP・早期戦力化には、CQ(異文化適応力)が重要です。
CQを身につけることで、採用時に期待する能力を発揮することができるようになります。
ーCQ4要素ー
意欲:異文化を受容しようとする意欲
知識:文化間の相違性や類似性への理解
戦略:文化の違いを調整するための戦略
行動:異なる文化に対して取る適切な行動
今回のケースにおいては、揉めている原因やきっかけを話の中心に据えるのではなく、この状態が続くことのデメリットを伝えるということが大切でした。
つまり、外国人社員を早期戦力化するためには日々のOJTや研修、対話が不可欠です。まずは取り組みやすいものから始めてみませんか?
記事監修

日本ビジネス能力認定協会代表理事 加藤千博
イタリアの大学へ留学し、その後、ファッション関連会社 イタリア駐在員事務所開設。帰国後は多くの会社経営に携わると同時に、従業員の福利厚生を向上させる為、人事評価制度設計・賃金制度設計に尽力。
【資格】
社会保険労務士
ファイナンシャルプランナー(AFP)
宅地建物取引主任者

外国人採用企業のOJT担当・現場責任者向け
外国(主にアジア圏)と日本の社会や文化の違いを理解することを通して、外国人と働く際に起こるさまざまなトラブルの対処法を身につけることができます。

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